CAD/CAMクイズ

CAD/CAMクイズ · 図の条件

図を動かす前に、条件を確かめる。

5つの模型はCADとCAMの原理を学ぶための簡略化です。図に示す条件と数値を使い、実作業の安全判定へ広げないでください。

1. 長方形の拘束

辺の水平・垂直は拘束済みとし、中心X・中心Y・幅・高さの4つの独立変数だけを扱います。チェックした変数を拘束済みと数え、残る自由度を表示します。寸法スライダーは拘束した値自体の編集です。

残る自由度 = 4 − 拘束した独立変数の数

実CADの複雑な拘束関係、冗長拘束、矛盾、退化は解きません。

2. 円環の押出し

同心の円環断面を、断面に垂直な方向へ一定の長さだけ押し出します。穴は全長を貫通します。内半径0は穴のない円柱です。

体積 = π × (外半径² − 内半径²) × 長さ

外半径は内半径より大きく、長さは正です。図は立体を理解する模式表示で、画面上の長さを測って寸法を求める用途ではありません。

3. 内側の角Rと工具径

平面の内側輪郭へ、傾きのない円形工具が接する幾何条件です。工具半径が角Rより大きいと角に削り残しが出ます。

幾何条件: 工具直径 ÷ 2 ≤ 内側の角R

刃先の丸み、工具剛性、負荷、たわみ、仕上がり精度、ホルダ干渉は含みません。等しい場合も実加工条件の検討は別途必要です。

4. 円形輪郭の工具中心経路

部品の輪郭に円形工具が接する位置へ、工具半径だけ中心をずらします。

外側: 部品半径 + 工具半径
内側: 部品半径 − 工具半径

内側の計算結果が負なら、この内接経路は成立しません。0は工具中心が部品中心に一致する特殊条件です。実CAMの補正方式、進入・退出、残削、工具の立体形状は含みません。

5. 横移動の工具先端Z

同じZ原点を基準に、工具先端が素材と治具の上を水平に横切る前提です。高い上面から指定した隙間以上離れているかを比べます。

必要な工具先端Z ≥ max(素材上面Z, 治具上面Z) + 必要な隙間

工具やホルダの立体形状、別の障害物、機械の可動範囲、実際のXY経路は評価しません。実作業では使用ソフト・機械のマニュアルと現場の手順に従ってください。